今日は肩こりについて述べていきたいと思います。最近では大半の人がお仕事でもプライベートでも、パソコンや携帯電話等
で一日中目を酷使し、首や肩を緊張させてしまっているため「肩凝り」は現代病の最たるものといってもいいかもしれません。経絡治療ではマッサージのような清涼感を得ることは難しいかもしれませんが、身体の中からその辛い凝りに働きかけていきますので治療を続けることで徐々に症状が軽くなり、しかも再発しにくくなります。問診(工技) (つづき その23)
17.肩凝り
肩凝りは風寒の邪の侵襲・陰虚による肝陽の亢(たかぶ)り・目のつかい過ぎなどによる肝血虚・精神的ストレスによる気滞などで起こります。
後頭部から頸部側面にかけての強ばりを頸項強といい胆経の病証、頸筋から背中にかけての強ばりを項背強といい膀胱経の病証です。