今日は動悸(心悸亢進)について述べていきたいと思います。動悸の症状に気づいた場合、まずは病院で診てもらう方が多いようです。現代医学では原因がわからず「異常なし」と診断されたり、治療を続けても症状がなかなか改善しない場合も少なくありません。東洋医学では、動悸は下記のとおり気の変調・瘀血・水の病などで起こることが多いと考えられています。まさに「経絡治療」の適応症と言えます。
問診(工技) (つづき その22)
16.動悸(心悸亢進)
動悸は気の変調・瘀血・水の病などで起こります。臓腑・経絡では、肺経・心経・心包経および心虚証の病証です。特に胸内苦悶を伴うものは肺経、痛みがあったり激しい心悸亢進があったりするのは心包経の病です。